トークセッション&特別展示
会場内特設ステージにおいて、空間デザイナーや識者を迎えてのトークセッションを行います。
今回もとても貴重な機会となります。ぜひご来場ご参加ください!
トークセッション
セッションご観覧のご予約は不要ですが、席数に限りがございますので、お早めに会場へいらしてください!
【15日(水)16:00-17:00】
テーマ:日本が誇る木工産地・大川の魅力を伝えたい!
スピーカー:立川裕大さん(t.c.k.w代表)×倉重良一さん(大川市長 兼 大川インテリア振興センター理事長)×前田英治さん(前田建具製作所代表)
内容:福岡県大川市を中心とした地域は、約480年の歴史を誇る家具産地であり、家具・建具・木材・化粧合板・金物・刃物など、ありとあらゆる木工関連企業が集まった日本最大の木工産業集積地です。2018年から2020年にかけて地方創生事業ディレクターとして大川に深く関わった伝統技術ディレクターの立川裕大さん、大川インテリア振興センター理事長も担う倉重良一・大川市長、そして木工の可能性に挑み続ける職人を代表して前田英治さんにご登壇いただき、木工の魅力や「木工万能産地大川」の取り組み、大川が目指す未来についてお話しいただきます。
立川裕大さん
株式会社t.c.k.w代表。伝統技術ディレクター。1965年長崎県生まれ。オーダーメイドの伝統工芸プロジェクト「ubushina」を立ち上げ、日本の伝統技術を先鋭的なインテリアに仕立てるというスタイルを確立。空間に応じた家具・照明器具・アートオブジェなどを一点物として仕立ててきた。日本各地の職人と長年にわたって切磋琢磨しながらものづくりの現場を共にし、2016年伝統工芸の世界で革新的な試みをする個人団体に贈られる三井ゴールデン匠賞を受賞。その実績を引き継ぎ、2023年オートクチュールからプレタポルテへ。日本の技の粋を集めたプロダクトブランド「AMUAMI」をリリース。地域社会や環境と調和しながら、日本の職人の仕事を世界に届けている。大川市との関わりも深く、2018年から2020年にかけて地方創生事業のディレクターを勤めた。
主な仕事:「東京スカイツリー」「パレスホテル東京」「伊勢丹新宿店」他多数。
倉重良一さん
福岡県大川市長。1977年5月福岡県生まれ。2002年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年、福岡県農業協同組合中央会勤務。2016年10月、第10代大川市長に就任し、現在2期目。大川インテリア振興センター理事長も兼務する。
前田英治さん
株式会社前田建具製作所代表取締役。大川インテリア振興センター副理事長。福岡県大川市の造作建具屋の二代目として家業を引き継ぐ。製作の幅を造作家具に広げ、店舗・ホテル・住宅の建具・家具製作を行う傍ら、伝統的な組子の技術を応用し、立体的に組み上げた「立体組子」を自社ブランドとして展開。現在では、最新の5軸CNC加工機や3DCADを活用した3次元造形物の製作にも取り組む。
主な仕事:「大川シネマホール」「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」他多数。
【15日(水)18:00-19:00】
テーマ:顧客が求めるホテル&レストランの最新デザイン
スピーカー:谷山直義さん(NAO Taniyama & Associates代表)×藤本泰士さん(DESIGN STUDIO CROW代表)
内容:インバウンド消費の額がコロナ禍前を超えて過去最高となった現在、訪日客はモノを買うよりも体験を重視する旅行スタイルにシフトしています。そうした中で、ホテルやレストランといった日本の強みとも言えるホスピタリティ産業における施設のデザインやニーズに大きな変化はあるのか。いまホテルやレストランのデザインで引っ張りだこの人気デザイナー、谷山直義さんと藤本泰士さんにご登壇いただき、そうした流れについてお話を伺います。スーパーポテト出身という共通項にもツッコミ入れたいと思います!
谷山直義さん
株式会社NAO Taniyama & Associates 代表。インテリアデザイナー。1973年名古屋生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業後、メインデザイナーとしてSuper Potatoに15年間在籍。2011年NAO Taniyama & Associates設立。国内のみならず、国外のラグジュアリーホテル、レストラン、レジデンス等のプロジェクトを手がける。ClassicismやModernismなど特定の文脈にとらわれず、多角的な視点からアプローチ、普遍的に人々の感情を揺さぶるようなデザインを日々追求している。
主な仕事:「ドミニク・ブシェ」「グランドハイアット東京」『ヒルトン東京「TSUNOHAZU」』「グランドハイアット マニラ」「ルビージャックス」他多数。
藤本泰士さん
株式会社DESIGN STUDIO CROW 代表。インテリアデザイナー。愛知県生まれ。青年期は現場作業員として様々な経験を積む。その後、2005年からスーパーポテトに勤務。主に国内外のハイアットホテルや無印良品のプロジェクトを中心に担当する。2009年からハーシュ・ベドナー・アソシエイツ(HBA)東京オフィスに勤務。主にロッテホテルやレジデンスのプロジェクトを中心に手掛ける。2013年にDESIGN STUDIO CROW 設立。現在は国内外の宿泊施設や飲食店などを中心に、多くの商業空間を手掛けている。
主な仕事:「HOTEL SOSEI SAPPORO M GALLERY」「MERCURE HOTEL TOKYO HIBIYA」「スイスホテル 南海大阪」「数奇の宿 野鶴亭」「ホテルパーレンス小野屋」「積善館」 他多数。
【16日(木)16:00-17:00】
テーマ:ほんまにそのお店「おいしい」と思ったはります
スピーカー:澤田 充さん(ケイオス代表)
内容:最近、著書『ほんまにそのお店「おいしい」と思ったはります』を上梓した澤田 充さん。食を中心としたさまざまなプロジェクトでプロデュース業を担う澤田さんの仕事を定義するのは容易ではないですが、この著作タイトルに澤田さんの食へのこだわりが表れています。新卒で入ったリクルートから、名だたる料理人やシェフを口説き落とした飲食店・商業ビル開発、そして淀屋橋(大阪)を代表とする街開発など、澤田 充さんの仕事のこれまでとこれからについて話を伺います。
澤田 充さん
株式会社ケイオス代表。街づくりプロデューサー。1960年兵庫県生まれ。リクルートを経て独立。街づくりや街ブランディングを手掛ける。主な事業領域としてコミュニティデザイン、街づくり及び街ブランド構築、商業施設開発、店舗開発・業態開発、地域活性化事業、住環境及び住宅開発など。創業30周年を迎える今年、ワイナリー併設レストラン「京都ワイナリー四条河原町醸造」の運営も手掛ける。
主な仕事:「新丸の内ビルディング」「KITTE丸の内、大阪」「グランフロント大阪」「なんばグランド花月リニューアル」 「北海道ボールパーク・エスコンフィールド」「ミナカ小田原」他多数。著書に『ほんまにそのお店「おいしい」と思ったはります』。
【16日(木)18:00-19:00】
テーマ:クリエイティブデイレクターのイメージをカタチにする“参謀”たち
スピーカー:齊藤良博さん(SAMURAI)×榎本拓幸さん(日建設計コンストラクション・マネジメント)
内容:企業がブランドイメージをカタチにする際に頼るクリエイティブディレクターという職能。その範疇はロゴやプロダクトといったデザインのみならず、インテリアや建築、環境づくりまでをも包含しています。日本を代表するクリエイティブディレクターの一人、佐藤可士和さん(SAMURAI 代表)には、このイメージをカタチにする“参謀”が社内外に多く存在します。このトークセッションでは、SAMURAIで空間デザイン部門を統括する齊藤良博さんと、建築のパートナーとして多くのプロジェクトで協業してきた日建設計コンストラクション・マネジメントの榎本拓幸さんにご登壇いただき、クリエイティブディレクターが描くイメージをどのように空間や建築へと昇華させるのかについて話を伺います。
齊藤良博さん
SAMURAI 空間デザイン部門統括。1997年千葉大学工学部建築学科卒業後、有限会社インテンショナリーズ入社。自身の設計事務所、有限会社エイスタディを経て2016年よりSAMURAIに合流、空間デザイン部門を統括する。幅広い知見に基づいた発想と柔軟な思考でSAMURAIが目指す新しい空間デザイン、スペースブランデディングプロジェクトの一翼を担う。
主な仕事:「GLP ALFALINK相模原」「くら寿司グローバル旗艦店各店」「武田薬品工業グローバル本社」他多数。
主な受賞歴:Red Dot Design Award 2022 Best of the Best、ICONIC AWARDS 2021 BEST OF BEST、ACC TOKYOCREATIVITY AWARDS 2019総務大臣賞/ACCグランプリ、日本空間デザイン金賞他多数。
榎本拓幸さん
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社 シニアディレクター。多摩美術大学卒業、芝浦工業大学大学院修了。日建設計にて意匠設計を経験後、現職にて建築分野におけるPМ・CМ業界を牽引。クリエイティブディレクターやデザイナーとの協働プロジェクトをはじめ、幅広い分野で国内外のアワードを多数受賞。
主な仕事:「武田薬品工業グローバル本社」「四国水族館」「神戸ポートミュージアム」「中京テレビ放送本社」「日本橋三越本店本館屋上リノベーション」他多数。